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ディーゼルエンジンの排気ガスに含まれる微粒子(PM2.5)が アレルギー性鼻炎を増悪させるメカニズムを遂に解明 ~治療・予防薬は「アレルギー性鼻炎以外の疾患」にも効果が期待~

兵庫医科大学 免疫学講座 主任教授 善本知広(よしもと ともひろ)らの研究グループは、PM2.5の大部分を占める「ディーゼル排気微粒子」(ディーゼルエンジンの排気ガスに含まれる微粒子)がアレルギー性鼻炎を悪化させるメカニズムを明らかにしました。さらに、それを予防する薬剤と薬剤のスクリーニング法も開発しました。

尚、本研究は京都大学大学院 工学研究科 環境衛生学講座 高野裕久教授との共同研究であり、研究成果に関する論文は、7月23日に英国アレルギー学会誌 Clinical&Experimental Allergyの電子版に掲載されました。

 【本研究のポイント】 

●ディーゼル排気微粒子が鼻粘膜上皮細胞の“バリア機能”である「タイトジャンクション」(=隣り合う上皮細胞を強く結合する膜蛋白質)を破壊することで、花粉アレルゲンの透過性が亢進。それにより、少量の花粉でもアレルギー性鼻炎症状が重症化する可能性が生じる。

●鼻粘膜上皮細胞のタイトジャンクションを破壊する正体は、ディーゼル排気微粒子に含まれる炭化水素や有機物質、硫化塩などの「酸化ストレス」である。つまり、抗酸化剤N-アセチルシステインはタイトジャンクションの破壊を抑制し、アレルギー性鼻炎症状の悪化を予防できる。このことにより、「新規アレルギー性鼻炎」の治療・予防薬のスクリーニング法を確立することが可能になった。

●上記のスクリーニング法はアレルギー性鼻炎に留まらず、ディーゼル排気微粒子が原因となって発症する呼吸器疾患(喘息や慢性閉塞性肺疾患など)や皮膚疾患(アトピー性皮膚炎など)、神経疾患、循環器疾患などに対しても効果が期待される。

 

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