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JUST Patient, JUST Hospital, JUST on Time (的確に患者を、適切な病院に、素早く搬送する)病院前脳卒中病型判別システム「JUST Score」を開発

兵庫医科大学(所在地:兵庫県西宮市、学長:野口 光一) 脳神経外科学講座 主任教授 吉村紳一らの研究グループは、早期に専門的治療を要する脳卒中の疑いがある患者を、救急隊員などが、適切な治療施設へ素早く搬送することができるように、病型予測を瞬時に行える病院前脳卒中病型判別システム「JUST Score」を開発しました。
JUST Score: Japan Urgent Stroke Triage Score



本システムのポイント

画像検査が行えない発症現場で、「年齢」や「けいれんの有無」など救急搬送患者に関する評価 項目をチェックするだけで、高い判別度で脳卒中の病型(※1)を瞬時に予測することができる。

 ※1 脳の太い血管(脳主幹動脈)が閉塞した脳梗塞、その他の脳梗塞、脳出血、くも膜下出血

最適な治療施設へ直接搬送することが可能となるため、発症から8時間以内と早期に治療を行わなければならない患者(※2)も素早く治療へつなげることができる。

 ※2 脳主幹動脈が閉塞した疑いのある脳梗塞患者など

複数の脳卒中の病型を予測するシステムの開発は世界初であり、本システムを元にした予測プログ ラムは、専用の端末を必要とせず、市販のタブレット端末で利用できるため、世界中で使いやすい。

本システムのユーザビリティや信頼性をさらに高めることで、近い将来、患者やその家族が発症直後すぐにスマートフォン等で病型予測を行うことも可能になる。

本開発の概要

【背景】

超急性期(発症直後から8時間以内)の脳梗塞に対する血管内治療の有効性はこれまでに報告されていたが、適切な治療施設への搬送には時間がかかるうえ、血管内治療が施行可能な施設や医師が偏在しているため、未だ多くの患者は血管内治療を受けることができない状況にあった。

【開発方法】

救急隊員が発症現場で評価可能な項目(※3)で、病型の分類に関連する因子を収集し、病院前脳卒中病型判別システムを開発した。また、開発したシステムを救急隊員に使用してもらい、病型判別力を検証した。
※3評価項目例…年齢、既往歴、意識状態、血圧、不整脈の有無、麻痺やけいれんなどの有無


【開発結果】

脳卒中の疑いがある患者に対して、本システムを発症現場で使用することで、脳主幹動脈閉塞の脳梗塞だけでなく、脳出血、くも膜下出血という一刻を争う専門的治療を必要とする脳卒中を同時に、高い判別能で予測できることを、世界で初めて明らかにした。その結果、早期の血管内治療が有効な脳主幹動脈が閉塞した脳梗塞患者や外科手術が必要な脳出血、くも膜下出血の可能性が高い患者を素早く適切な治療施設へ搬送できるようになり、回復率の向上が期待される。






本リリースに関するお問い合わせ先


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