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肥満細胞に端を発する2型免疫応答の誘導を抑制することで、アレルギーの予防・治療に役立つことが判明

兵庫医科大学 免疫学講座 善本 知広主任教授が関わった免疫学研究の成果が、世界で最も権威のある医学雑誌の一つである「Immunity」に掲載されました。

本研究は、理化学研究所 統合生命医科学研究センター粘膜システム研究グループの下川周子客員研究員(群馬大学大学院医学系研究科助教)と大野博司グループディレクターらの共同研究グループによる、「肥満細胞」の寄生虫感染防御に対する新たな機能を発見し、公表したものです。


■ 論題

「Mast Cells Are Crucial for Induction of Group 2 Innate Lymphoid Cells and Clearance of Helminth Infections」


■ 研究グループ

Chikako Shimokawa, Takashi Kanaya, Masami Hachisuka, Kenji Ishiwata, Hajime Hisaeda, Yosuke Kurashima, Hiroshi Kiyono, Tomohiro Yoshimoto, Tsuneyasu Kaisho, Hiroshi Ohno


■ 掲載誌

「Immunity」 May 16, 2017


IL-33は、兵庫医科大学で発見されたIL-18の兄弟分子であり、上皮細胞に局在し、様々な刺激(花粉や寄生虫など)で傷害を受けると放出されます。そして、2型自然リンパ球(ILC2)を刺激して、サイトカイン(IL-5,IL-13)を産生する結果、アレルギー反応を誘導します。

今回の研究で、寄生虫の1つである腸管寄生線虫に感染すると、IL-33が、上皮細胞からではなく、肥満細胞(ヒスタミン産生細胞として有名です)から産生されることが初めて明らかにされました。すなわち、条件によっては活性化された肥満細胞からのIL-33もアレルギー反応を誘導できるのです。

今後、肥満細胞からのIL-33産生をコントロールすることは、アレルギーの新たな予防・治療法の開発に繋がると期待されます。

免疫学 主任教授 善本 知広


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